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シングルオリジン

ミャンマー・ジーニアス・ハニー 中深煎り 【¥1400/100g】

4001,400(税込)

クリア

商品コード: 該当なし カテゴリー: ,
商品説明

やわらかい苦味に香ばしい焦がしキャラメルのような甘いコクが長く続く味わい

 

ユアンガンは丘陵が広がる「アジア版ローリングヒルズ」と呼ばれる景観を持ち、周囲を高い山々に囲まれたシャン台地の一部です。 ユアンガンはYwar Nganと表記されますが、ミャンマー語で待機場所を意味する(Ya Ngan)から名がつけられたとされています。

 

苦味★★★☆☆
酸味★★☆☆☆
甘み★★★★☆
香り★★★★☆
コク★★★★☆

ミャンマー・ジーニアス
ハニー
中深煎り(フルシティロースト)

【アジア版「千の丘」 ユアンガン】

ユアンガン地方はシェミェナオミェ山脈を境にコーヒー産地として有名なピンダヤ地方と隣接し、丘陵地が広がる「アジア版のローリングヒルズ」とも呼ばれる風景を持つ地域です。

農園は住宅や牛舎と一体となった1haほどの敷地で営まれ、ガーデンコーヒーに近い形態です。栽培はアグロフォレストリーの形態をとり、シェードツリーの下でコーヒーと共にアボカドやバナナ、お茶、柑橘類、マカダミア、ジャックフルーツなど多様な作物が育てられています。農薬や化学肥料は用いず、牛糞や堆肥を中心とした有機的な農法が一般的です。

この地域は赤土の酸性土壌でコーヒー栽培に適している一方、地下水はアルカリ性寄りで発酵に時間がかかる特性があります。収穫期は乾期にあたる11月〜2月で、昼夜の寒暖差が大きいことも高品質なコーヒーづくりに寄与しています。年間降水量は1,800mmと少なめですが、シェードツリーによって園内の湿度が保たれ、幹の表面には、湿度が高い栽培地で見られる苔や地衣類が繁殖しています。

 

【コーヒー産業のひろがり】

ユアンガンの生産者さんはコーヒー以外にもトマトやブロッコリー、柑橘類、アボカドなどを主要な収入源としています。かつては米を自給していましたが、道路舗装などインフラ整備の進展によって物流が改善され、換金作物で収入を得て米を購入する形へと変化しました。

コーヒー栽培が本格化したのは2006年頃。国際・現地NGOが苗木を配布し、中国向けに低価格で取引されていましたが、2012年以降はSCAAや国際協力NGOのプロジェクトにより産業拡大が進み、ユアンガンは主要産地として注目されるようになりました。ジーニアスコーヒーもこの流れの中で事業を開始し、現在では国際的な調達網が形成されています。

歴史的にはイギリス統治時代にコーヒーが導入されており、今も50年以上を経た老木が残っており、その多くはティピカ種と考えられています。

【ミャンマーをコーヒーベルトに】

ジーニアスコーヒーは、ミャンマーで生産者さんと共に成長を続ける社会的企業です。技術指導や苗木や資材の提供を行い、環境に配慮した栽培や精製の普及に力を入れています。2018年には地域最大の精選場を開設し、ユニークな発酵方法や比重選別機を導入するなど、常に品質向上に挑戦してきました。加工場も年々進化しており、従来は砂埃の中での乾燥や発酵が行われていましたが、現在ではビニールハウス内で温度管理を徹底。ゆっくりと乾燥させることで安定した品質を確保しています。

また、発酵槽には屋根とカバーを設けることで嫌気性に近い状態を生み出し、安定した発酵を実現。こうした改善により、クリーンカップの評価が高まり、甘味のあるコーヒーがつくられるようになりました。さらに発酵後の排水は畑を流れるよう設計され、自然に分解・吸収される仕組みで環境への負荷を軽減しています。

代表のゲトゥンさんは「ミャンマーをコーヒーベルトに」と夢を語る一方、専売契約を結ばず、適正価格やトレーニングを通じた信頼関係を重視しています。カッピング時には真摯に意見を聞き、より美味しいコーヒーを追求する姿勢は、純粋なコーヒーラバーとしての情熱を感じます。

 

商品情報

●特徴
農薬化学肥料不使用・フェアトレード の豆を使用

●製法
ハニー

●生産地
ミャンマー シャン州 ユアンガン地区

●生産者
ユアンガン地区の小規模農家

●栽培品種
カツーラ、カツアイ、サンラモン

●栽培
栽培期間中農薬不使用