コーヒーでお腹が痛くなる原因とは? 原因と対策を徹底解説
誰も教えてくれない新常識!
カフェインは主な原因じゃない!
お腹だけじゃなく頭痛や体調を崩す方も必見!
欠点豆が原因だ!
カフェインは主な原因じゃないってどういうこと?
「コーヒーを飲むとお腹が痛くなる…」こんな経験をしたことはありませんか?
人によっては「頭が痛くなる…」「体調が悪くなる…」という方もいらっしゃいます。
あなたのその原因、実は「カフェイン」ではないかもしれません!
実は、お腹の痛みや体調不良の原因となるのは、『欠点豆』や『焙煎方法』に隠れています。
欠点豆とは、取り除かれずに提供されたカビや虫食いのあるコーヒー豆など欠点のあるコーヒー豆のこと。
今回は、コーヒーでお腹が痛くなる理由を深掘りし、痛みを避けるための対策を徹底解説します。
さらに、コーヒー豆選びのポイントも紹介しますので、健康的にコーヒーを楽しむための新常識をぜひチェックしてください。
コーヒーでお腹が痛くなる原因とは?
コーヒーでお腹が痛くなる原因は、実は意外なところにあります。
カフェインは主な原因ではない!
一般的に「カフェインが原因」とされていますが、それだけが原因ではありません。
あなたも「カフェイン」や「コーヒー」自体が体に合わないから体調に影響が出ていると思っていませんか?
では、「玉露」や「抹茶」を飲んだ時、同じような腹痛などの体調不良を感じたことはありますか?
無いのなら、あなたがコーヒーでお腹が痛くなる原因はカフェインではない可能性が非常に高いです。
実は、「玉露」や「抹茶」の方がカフェインの量が多いのです。
同じような体調不良を感じたことがある方は、本当にカフェインが体に合っていいないかもしれません。
コーヒーやお茶などの100mlごとのカフェイン量をグラフにしました。
参照:日本食品標準成分表 2015年版(七訂)
見て分かる通り、「玉露」や「抹茶」の方がコーヒーよりもカフェインの量が多い事がわかりますね。
また、紅茶や煎茶も、コーヒーよりは少ないとは言え、カフェインは含まれています。
そんな中、コーヒーを飲んだ時だけ、「お腹が痛くなる…」「体調が悪くなる…」。
それはカフェインの影響だけが原因とは言えないですよね。
では、何が原因なのか…
それは、
欠点豆の影響が一番大きい!
これなんです。
ちょっと待って? 欠点豆ってなに?
と思った方にご説明します。
欠点豆とは、コーヒーの味に悪い影響を与えてしまう豆です。
その中には
・カビ豆
・虫食い豆
・欠け豆、割れ豆
・未成熟豆
・異物
などなど、他にもありますが、専門的な話なので、今回はこれくらいにして、また別の機会に書きますね。
この中でも、腹痛に影響を大きく与えるのが、「カビ豆」と「虫食い豆」です!
カビ豆は焙煎する前から、コーヒー豆自体がカビてしまっていて、黒く変色したりしています。シンプルにカビです。
虫食い豆は、ブロッカと呼ばれる小さい虫がコーヒー豆の中に、卵を産み付け、幼虫に食べられてしまった状態のもの。外から見ると、ポツっと小さく穴が空いてるだけのように見えます。だけど中身は悲惨なことに…。
さらにその虫は、コーヒー豆を食べながら、排泄をしながら進んでいきます。その排泄物がさらにカビを生み出します。
そんなコーヒー豆が、普段私たちが飲んでいるコーヒーに含まれているとしたら、ゾッとしますね。
ですが、残念なことに含まれていることがほとんどと言えるでしょう。
そんな、欠点豆が含まれているコーヒーを飲んだら、そりゃお腹が痛くなったり、体調が悪くなってもおかしくないですよね。
さらには欠点豆はコーヒーの風味にも影響を与え、雑味が多くなって、味わいが落ちてしまいます。
ハンドピック
コーヒーの生産地でも豆の選別と異物排除を行う工程があり、その際に「欠点豆」もある程度取り除かれます。しかし、完全に排除する事は難しいもの。また、どんな精製方法なのかによっても、取り除ける限界は異なります。
そのコーヒー豆が輸出され、私たちの元へ届いた時、
まだこの段階では、欠点豆が、5〜20%くらいも含まれています。
こんなに!?と思うくらい選別してしまいます。
最終的に、欠点豆を選別するのは実際に焙煎する人やお店になります。
実際に焙煎する人やお店が欠点豆を取り除く「ハンドピック」という作業をしっかり行なっていれば、欠点豆からくる影響が無くなります。
しかし、ハンドピックをしなければいけないという決まりもありませんし、記載する決まりもありません。
ハンドピックは大量のコーヒー豆を目で見て、手で1つ1つ取り除いていく果てしない作業です。
そんな時間のかかる作業を、大量生産の大企業では難しくなってくるでしょう。
味にそこまで影響が出ないと判断して、やらないという選択をするお店もあります。
それも自由に決めれるのです。
だからこそ、自分の体質に合ったコーヒーを自分で選ぶ必要があるんです。
カフェインの影響
「玉露」や「抹茶」を飲んだ時、コーヒーの時と同じような、腹痛などの体調不良を感じたことがある方は、本当にカフェインの影響が考えられます。
カフェインと腹痛の関係については、いくつかの原因が考えられます。
カフェインは中枢神経系を刺激するため、体にさまざまな影響を与えますが、特に消化器系に対しても影響を与えることがあります。
1. 胃酸分泌の増加
カフェインは胃酸の分泌を促進することがあります。胃酸が過剰に分泌されると、胃の内壁が刺激され、胃痛や胸やけ(逆流性食道炎)を引き起こすことがあります。
2. 腸の動きの促進
カフェインは腸の運動を促進することが知られており、これにより急激に腸の動きが活発になり、腹痛や下痢を引き起こすことがあります。
カフェインは、腸内での水分吸収を減少させることもあり、これが下痢を引き起こす一因となることもあります。
3. 胃腸の過敏症
カフェインが胃腸に与える刺激が過敏な人にとっては、腹痛や不快感を引き起こす可能性があります。特に過敏性腸症候群(IBS)の人は、カフェインが症状を悪化させることがあります。
4. カフェインの過剰摂取
カフェインを過剰に摂取すると、消化器系に対する負担が増え、腹痛や胃の不快感を引き起こすことがあります。
大量のカフェイン摂取は、体に強い刺激を与えるため、特に敏感な人にとっては腹痛を引き起こしやすいです。
また、下記のような疾患の場合も考えられます。
・コーヒーアレルギー…この場合はかゆみなどが主な症状です。
・食物不耐症…カフェインを含む飲み物を飲んだ際に消化器症状が出る
・カフェイン過敏症…めまい、動悸、頭痛など
農薬の影響
コーヒーは食品の中で、世界で最も農薬使用量の多い農作物です。
食品の中でNo.1です!
食品以外の全ての農作物も含める順位では、1位は綿花。
コーヒーはなんと2位です。
世界中のコーヒーの7割が農薬を使用して作られていると言われています。
様々な種類の農薬が複数回に渡って使われていますが、ベトナム戦争で使用された危険性があからさまに分かるようなモノまで使用されます。
「直ちに健康に与える影響はない」と言われますが、
長期的に見ると、影響があります。
農薬の影響は、自分の体内で終わるのではなく、次の世代にまで影響を及ぼす恐れがある事が示唆されています。
その影響はアトピーや様々なアレルギー症状、ガンや白血病などの多発、悪心、嘔吐、腹痛、下痢など、様々なものがあり、ここに書くには多すぎるほどです。
コーヒーを飲んだ際に感じる体調不良の原因の一部は農薬から来ている可能性があります。
そのため、農薬を使っていないコーヒーを試してみることも良いでしょう。
コーヒーでお腹が痛くならないための対策
それは根本のコーヒー豆にあることがほとんどです。
なので、どんなコーヒー豆を選ぶのか、どこのお店でコーヒーを選ぶのかが大切です。
あなたの体質が原因な訳ではありません。
ハンドピックされたコーヒーを選ぶ
先ほど説明したように腹痛に影響を大きく与える「カビ豆」や「虫食い豆」などの欠点豆を取り除く「ハンドピック」という作業をしっかり行なっているコーヒー店からコーヒーやコーヒー豆を購入することです。
特に、普段コーヒーでお腹が痛くなる方や、痛くなった事がある方、体調が悪くなってしまう方は、購入する基準にしてみると良いですよ。
ハンドピックをしてるかどうかは、表記されてない事がほとんどです。
ですが、ハンドピックをこだわってやっているお店は、そのことをアピールしてくれてるはずです。
ホームページやSNSなどで確認してみたり、実際に聞いてみるのも良いかもしれません。
ただし、直接聞くときは、ハンドピックをするしないはお店の自由であって、その選択には理由がある、ということを尊重して、お話を聞いてみてください。そうしないと、お互いに気分を悪くしてしまうかもしれませんので注意してくださいね。
また、購入した豆を見てみると、欠点豆を見つけられるかもしれません。
どの程度、選別しているかを自分で見て、評価してみるのもひとつです。
カフェインがダメな人はカフェインレスを選ぶ
カフェインに敏感な方や胃の不調を感じやすい方は、カフェインレスコーヒーを選ぶと良いでしょう。
カフェインレスコーヒーは、カフェインをほとんど含んでおらず、胃酸の分泌を抑えるため、胃に優しいです。
通常のコーヒー豆からカフェインを抜いたカフェインレス(デカフェ)のコーヒーを選ぶことで、カフェインの影響を最小限にし、寝る前であっても気兼ねなくコーヒーを飲むことができます。
また、カフェインレスのコーヒーも同様に欠点豆の影響を受けます。
カフェインレスのコーヒーはカフェインを抜く工程で、生豆の色合いが変化することもあり、欠点豆が多い傾向にあります。
カフェインレスだからといってお腹が痛くならないわけではないのです。
カフェインレスでも体調に異変を感じる方もいるはずです。
なので、カフェインレスであっても、ハンドピックをしてるかどうかに気をかけて選ぶと、体調への影響をさらに抑えることができるでしょう。
飲むタイミングに注意
コーヒーを飲むタイミングも重要です。空腹時に飲むと胃が荒れてしまい、お腹の痛みを感じやすくなります。食後に飲むことで、胃を保護しながらコーヒーを楽しむことができます。
自分の体質に合ったコーヒー豆やお店の選び方
原因がわかったら、自分の体質に合ったコーヒーを提供してくれるお店を探してみましょう。
近所にあるかな?
いつも買っているお店はどうかな?
オンラインではどんなお店があるかな?
品質が確かな豆を選ぶ
コーヒー豆を選ぶ際は、品質がしっかりと確保されているお店を選びましょう。
自家焙煎のお店では、焙煎後に新鮮な豆を提供しているところが多く、品質管理が行き届いています。
品質の低い豆や保存状態の悪い豆を選ぶと、お腹を痛める原因となることがあります。
特に、焙煎後に多くの時間が経過して、鮮度が落ちたコーヒー豆は酸化して、腹痛の原因になります。さらには風味も落ちてしまいます。
購入する場合は焙煎日の記載があるもの。焙煎日がわかっているコーヒー豆を選ぶことが重要です。
焙煎後、数日以内のものであると素晴らしい品質のコーヒーを楽しめるでしょう。
最低でも1ヶ月以内のコーヒーを購入したいところです。
信頼できるお店を選ぶ
コーヒー豆を購入する際は、品質管理がしっかりとされているお店を選ぶことが大切です。
自家焙煎の専門店や口コミで評判の良いお店で購入することで、より安心してコーヒーを楽しむことができます。
また、ハンドピックのことや、品質管理のことを聞いた時に、きちんと説明してくれるお店であれば、とても信頼できるお店ですね。
当店のこだわりと、お客様の声 お腹が痛くならなかった方や体調に影響が出なかった事例紹介
当店「らぶこーひー自家焙煎豆店」では丁寧にハンドピックをしております。
できる限りハンドピックをすることで、欠点豆の影響を無くし、味わいも雑味のないクリーンな味わいに仕上げております。
以前マルシェで、コーヒーを飲むと体調が悪くなり、体がズーンと重くなるという方にお会いした事があります。
その際に、東ティモールのコーヒーを飲んでいただいたら、驚くほど、今までの体調不良を感じずに飲めたと言っていただけました。
また、コーヒーを飲んだ際に頭が痛くなる方や、体調が悪くなる別の方にもコーヒーを飲んでいただきましたが、体調に変化なく飲む事ができ、さらに連続で2杯飲んでも大丈夫だったと言ってくださいました。
他にも、普段はコーヒーでお腹が痛くなるけど、当店のコーヒーでは大丈夫だったという方に何人もお会いしたことがあります。
欠点豆がこんなにも影響していることを、私たちもお客様の声や、自分たちの体で強く実感しております。
コーヒーでお腹が痛くなってしまう方や、体調が悪くなってしまう方も、選ぶコーヒーによっては、安心して飲めるかもしれません。
コーヒーが好きだけど、控えているという方も多くいらっしゃいます。
安心して飲めるコーヒーに出会って、素敵なコーヒーライフを過ごせることを願っております。
ハンドピックを丁寧に行なった、欠点豆の影響を最小限に抑えた、農薬不使用・フェアトレードの豆を試してみてください。